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学会誌「放射線化学」の紹介 放射線化学 若手の会 リンク 事務局

■2012 No.94  [PDFファイル・全ページ(5.1 MB)

  • 巻頭言
  • 展望・解説
    • フェムト秒時間分解MeV電子顕微鏡の開発
      楊 金峰,成瀬 延康,室岡 義栄,菅 晃一,近藤 孝文,谷村 克己,吉田 陽一(阪大産研)  [PDFファイル(967 kB)
    • 物質中においてフェムト秒時間スケール・ナノメートル空間スケール(原子レベル)で生起する基礎的動的過程を、直接的に可視化することは,科学における長年の目標であった.本稿では,フォトカソード高周波(RF)電子銃を用いた,フェムト秒時間分解透過MeV電子顕微鏡(FsTEM)の開発を報告する.FsTEMで用いられるビームパラメータへの要求と条件を述べ,RF電子銃を用いた超高速MeV電子線回折測定の実例を紹介する.

    • 水溶液生体分子構造に対する放射光励起・液体分子線分光研究(前編)
      鵜飼 正敏,島田 紘行(東京農工大学)  [PDFファイル(1.2 MB)
    • DNAとその構成分子の放射線障害の研究において,シンクロトロン放射光によるサイト選択的励起と,生体溶液を真空中でマイクロジェット化する技術を組み合わせることにより可能となった,新しい分光研究を紹介する.照射後に特徴的な異質化学種の生成・分解の時間変化に着目している.本稿は前編として,DNAへの直接効果の初期過程を観察するための、放射線が最初に作用する箇所を同定する手法の概要を述べ,水液体分子を例として,内殻吸収端近傍X線吸収スペクトルと放出電子スペクトルの例を示す.

    • 固体飛跡検出器CR-39における重イオン飛跡生成メカニズム研究の現状
      小平 聡(放医研),山内 知也(神戸大学)  [PDFファイル(803 kB)
    • CR-39と呼ばれるプラスチックは,プロトンや重イオンに対して高い感度を有する固体飛跡検出器として知られ, 電子線やガンマ線に感度を有しないことと相まって,個人被ばく線量計の中性子検出用素子に採用されているほか,環境放射線計測や宇宙放射線計測,高強度レーザー駆動イオン加速のような複雑な混成場でのイオン弁別,宇宙線物理学や原子核物理学などの自然科学分野においても広く用いられている.一方で,なぜCR-39が高感度なのか,どのようなメカニズムで飛跡が生成するのかといった基本的な原理は未だ明らかになっていない.その発見から40年近くも経過するにもかかわらず,CR-39を超える感度を持つ材料が見出されていない原因はここにある.本稿では,固体飛跡検出器の歴史的経緯や重イオン検出原理について簡単に触れた後,CR-39の物理・化学的性質を踏まえて,潜在飛跡と放射線化学損傷との関係を調べる重イオン飛跡生成メカニズム研究の現状について解説を試みる.

  • とぴっくす
    • 関西電子ビーム株式会社電子線照射施設のご紹介
      隅谷 尚一(関西電子ビーム株式会社)  [PDFファイル(692 kB)
    • 関西電子ビーム株式会社は,関西電力株式会社が中心となって出資し2008年に設立され,2011年9月に電子線照射施設の操業を開始した.この施設は,商業用として世界で最高エネルギーである10 MeVの電子加速器を所有しており,プラスチックや繊維等の材料の改質,医療機器や医薬品容器等の滅菌に利用されている.さらに,この施設は,福井県のエネルギー研究開発拠点化計画において新産業の創生・育成の役割を持っている.

    • 銀活性リン酸塩ガラスを用いた積算型蛍光ガラス線量計のラジオフォトルミネッセンス
      宮本 由香(金沢工業大学,千代田テクノル),大野 建,竹井 義法,平澤 一樹(金沢工業大学),黒堀 利夫(金沢大学),山本 幸佳(千代田テクノル),南戸 秀仁(金沢工業大学)  [PDFファイル(762 kB)
    • ラジオフォトルミネッセンス(RPL)ガラス線量計は,積算型の固体線量計の一つであり,放射線を照射された銀活性リン酸塩ガラスの発光現象に基づいている.放射線照射によって生成したRPL発光中心は読み出し操作によっても消失せず,繰り返し読み出しが可能である.本稿は,ガラス線量計の性能向上のために,RPL発光機構の解明を目的として,銀活性リン酸塩ガラスの励起及びRPL発光特性を評価し,それに基づきRPLのメカニズムを議論する.

  • 連載講座
    • V. M. ビャーコフ・S. V. ステパノフ 放射線化学の基礎 −放射線分解初期過程− 第3回
      小林慶規(産総研),岡 壽崇(大阪大学)  [PDFファイル(471 kB)

  • 会員のページ
    • 須郷高信氏,平成24年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞
      編集委員会  [PDFファイル(102 kB)

  • 海外リポート  [PDFファイル(610 kB)
    • 12th International Workshop on Radiation Damage to DNAに参加して
      −故Bernhard博士と共に−  横谷明徳(原子力機構)
    • IPAC'12参加報告  小柴 裕也(早大理工研)
    • 2012 Gordon Research Conference on Radiation Chemistry参加報告  近藤 孝文(阪大産研)
    • Royal Society Discussion Meeting参加報告  熊谷 純(名大院工)

  • ニュース  [PDFファイル(565 kB)
    • 国際ワークショップ「原子力における放射線効果」(RENT2012)参加報告  岡屋 慶子(東大)
    • 日本化学会第92回春季年会報告  平岩 郷志(早大理工研)
    • 第49回アイソトープ・放射線研究発表会報告  山脇 正人(産総研)
    • 第49回アイソトープ・放射線研究発表会(放射線効果)参加報告  泉 佳伸(福井大)
    • 第9回日本加速器学会年会参加記  菅 晃一(阪大産研)
    • 第14回放射線プロセスシンポジウム体験記  岩撫 暁生(原子力機構)

  • お知らせ  [PDFファイル(205 kB)] 
    • 第55回放射線化学討論会プログラム  越水正典(東北大)

  • 本会記事  [PDFファイル・これ以降全て(131 kB)
    • 事務局より:理事会議事録等  平出哲也(原子力機構,事務局)

  • 賛助会員名簿

最終更新日: 2013年9月24日